無線LAN(Wi-Fi)工事

弱電業者の責任施工する無線LAN工事

電波エリア、同時接続、無線セキュリティ、設定・機器適合

ノートブック型のパソコンやタブレットには、やはり無線LAN(Wi-Fi)が便利ですね。
ご家庭では無線LAN(Wi-Fi)ルーターがアンテナになり、端末の複数増設もかんたんで便利!

しかし、多くの方が利用するオフィスまたは公共の場所では法人用の機器が設置されていることをご存知ですか?

電波の種類とエリア、同時接続の台数、機器との適合、無線セキュリティ、設定など、わからないことが多くないですか?

無線LAN(Wi-Fi)は家庭用と法人用ではなにが違うの?

もっとも多くの方から質問いただく内容に「家庭用」「法人用」機器の違いがあります。

大きな違いは次の項目です。

@接続台数
使用する端末の台数です。

家庭用:5台〜8台
法人用:25台〜300台(2.4GHz帯、5GHz帯同時接続時)

A設置場所
機器には電源が必要です。

家庭用:100V電源のあるところ
法人用:電源のない場所に取付可能(天井、壁など)

Bルータ機能
ルータ機能は、インターネットに接続するのに必要です。

家庭用:ルータ機能あり(ルータ+アクセスポイント)
法人用:ルータ機能なし(別にルータ機器が必要)

Cその他
通信速度と安定性、セキュリティ、価格などがあります。

無線LAN工事のご案内

無線LANの工事には「現地調査」「無線機器選び」「配線と設置工事」をします。

現地調査

無線LAN工事には、電波調査(サイトサーベイ)配線経路調査を行い工事計画を立てます。

電波調査(サイトサーベイ)

アクセスポイントは何台置けばいい?どんな製品を選べばいい?にお応えするために
電波状況を把握するための現地調査から始めます。この調査では、実際に運用予定の場所を歩き回り電波干渉と設置場所を検討します。

無線電波調査・サイトサーベイ

  1. 導入前の電波状況を調査
    無線LANの主な運用場所で現在の電波状況を確認します。
  2. 現在運用中のアクセスポイントの調査
    現状の無線LANを動かして電波状況の改善を図る場合、受信端末を持って歩き回り調査をします。
  3. 無線機器を仮設置して調査
    予定の場所にアクセスポイントを仮設置して、到達距離と電波状況を確認します。
    この調査で、設置台数の確認と設置位置の調整をおこないます。

配線経路の調査

工事の前に、無線機器と必要に応じた中継HUBの設置場所とケーブル経路を調べます。

LAN配線経路調査

  1. 天井経路
    点検口、照明器具、放送器具、天井の種類などを確認します。
  2. 配管経路
    配管の太さ、他の線の状況、配管の経路には事前の入線テストを実施します。
  3. 露出経路
    露出配線はモールプロテクターでの配線です。
    壁用プロテクターは貫通箇所、床用プロテクターは通路横断箇所などを確認します。
  4. OAフロア
    OAフロアはフリーアクセスフロアとも言い、配線するためのスペースを床下に設けています。ケーブルの露出が少なくレイアウト変更が容易にできるメリットがあります。
    調査ではOAフロアの材質と床下スペースの空き状況を確認します。
  5. 各階にあるEPSと電話用MDF/IDF
    ビルの上下階またはフロアー内の別部屋への配線はEPSと呼ばれるシャフト部分を確認します。
    また、LAN用の施設がない場合、電話用のMDF/IDFの弱電用経路も合わせて確認します。

無線機器選び

無線LANといえばよく耳にする「Wi-Fi」は【無線LAN=Wi-Fi】というように同じ意味で使われています。
Wi-Fiとは、無線LAN機器同士の動作問題を解決し安全に普及するための規格です。
無線LANはインターネットとプリンター・スキャナーなどの周辺機器を無線で繋ぐ役目もしています。
では主要な無線LAN機器について、簡単に説明します。

無線LAN機器

  1. 無線LANルーター(ルータ)
    ルーターとは複数の端末を同時にインターネット接続できる機器です。ルーターに無線親機の機能が付いたものが無線LANルーターで、無線子機との相互通信をします。
  2. アクセスポイント
    無線LANの親機機能だけを持っているアンテナです。
    おもに法人向け無線LAN機器の多くはこのアクセスポイントです。
  3. 無線子機
    パソコン・タブレット・スマートフォンなどの端末機器に内臓または外付けで使用します。
    無線子機は、無線親機からの電波を受ける受信機の役目をします。

機器はコンセント不要のPoE給電がオススメです

アクセスポイントを壁や天井に設置するには、LANケーブルと別に電源コンセントが必要です。
コンセントを考慮すると取付場所の自由度がなくなります。
そこで便利なのが"PoE(Power over Ethernet)" です。無線LANアクセスポイントのPoE給電
PoEとは通信ケーブルを使い電力を供給する技術で、対応のHUBからアクセスポイントへLANケーブル1本で通信と電源を確保できます。
このことで、LANケーブルが届く場所なら、どこでもアクセスポイントを設置ことができます。

電波規格の種類

一般家庭でも導入が進んでいる無線LAN、無線の伝送速度と障害物への影響などからIEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11b、IEEE802.11n(ドラフト)、IEEE802.11ac(ドラフト)の5種類があります。
使用する回線と端末機器により、どの規格の製品を選択するかが重要です。

 
規格名
速度(最大値)
周波数帯
特徴
策定時期
ac IEEE802.11ac
(Draft)
6,900Mbps
5GHz帯
次世代高速Wi-Fi規格で公称速度最速
従来規格の11nと比べ、約11.5倍(規格最大値)の高速化を実現。
対応機種が今後増えています。
2014年
n IEEE802.11n
(Draft)
600Mbps
5GHz帯
2.4GHz帯
複数のデーターを複数のアンテナから送信することで最大で、11gの2倍の通信範囲と5倍のデータ転送が可能です。
2009年
a IEEE802.11a 54Mbps
5GHz帯
壁などの障害物に弱く、見通しの良いところで使用が条件です
家電製品(冷蔵庫など)からの、電波干渉が少ない
屋外では使用できない
11bより伝送速度が速い。
1999年
g IEEE802.11g 54Mbps
2.4GHz帯
電波の届く距離が長く、障害物に強い
屋外で使用が可能です
家電製品からの、電波干渉を受けやすい。
11bより伝送速度が速い。
2003年
b IEEE802.11b 11Mbps
2.4GHz帯
電波の届く距離が長く、障害物に強い。
屋外で使用が可能です
家電製品からの、電波干渉を受けやすい
11a11gより伝送速度が遅い。
1999年

無線LAN暗号化セキュリティ

無線のセキュリティは暗号化方式でセキュリティレベルが違います。
WEP方式は対応機種が多いのですが、セキュリティ上使わないほうが無難です。

 
暗号化方式
セキュリティ強度
暗号キーの変更
通信速度
aes AES
Advance Encryption Standard

不正解読は困難
あり
制限なし
tkp TKP
Temporal Key Integrity Protocol

時間をかけると不正解読可能
あり
最大54Mbps
wep WEP
Wired Equivalent Privacy

数分で不正解読可能
なし
最大54Mbps

配線と設置工事

現地で【電波調査(サイトサーベイ)】と【配線経路の調査】を実施後、調査に従って計画した配線と機器設置の工事をします。

LAN配線工事の詳しくは「LAN配線工事〜電話業者の責任工事〜」ページをご覧ください。

Wi-fiアクセスポイント工事

無線LANの「遅い」と「途切れる」を解消するポイント

無線LANの導入には、通信速度が遅いことと、電波が途切れてしまうことが利用者にとってストレスになります。快適に利用するには次の関係性をクリアすると良くなります。

遅いを解決【通信速度】

  1. インターネット回線とプロバイダー
    回線で最速なのは光ファイバーですが、インターネットにつなげるプロバイダーで速度にばらつきがあります。
  2. 電波の種類と伝送速度
    無線LANで使う電波には種類があり、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11b、IEEE802.11n(ドラフトn)IEEE802.11acの5種類があり、それぞれ速度に特徴があります。
  3. 同時接続の台数
    家庭用で同時に数台を目安に、それ以上は法人向け製品になります。
    ただ、同時に接続することでインターネット回線が混み合い1台あたりの速度が下がります。

途切れるを解決【エリア】

  1. 電波の種類と距離
    無線LANで使う電波には種類があり、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11b、IEEE802.11n(ドラフトn)IEEE802.11acの5種類があり、障害物の影響と電波距離に特徴があります。
  2. 全方向性アンテナと指向性アンテナ
    無線LANで使うアンテナには、360度の方向に電波を飛ばす全方向性アンテナと、ある方向に扇形に飛ばす指向性アンテナがあります。
    近くで広いエリアには全方向、遠くに飛ばすには指向性を利用します。一般的な家庭用無線LAN機器は全方向性アンテナで、指向性アンテナは法人向けになります。
  3. 自動でアンテナを切り替えるローミング
    現在のアンテナエリアから違うアンテナのエリアへ移動するときに、途切れることなく自動でアンテナが切り替わる機能をローミング機能といいます。
  4. 電波干渉
    無線LANにおいて電波干渉が考えられる要因はチャンネル。アクセスポイントは、予め電波干渉を起こさないためにチャンネル設定ができます。
    チャンネルは任意で決めることができるので 周囲にある無線LANと重ならないチャネル設定が理想的です。

古い無線機器のセキュリティについて

古い無線LAN機器の初期値にご注意ください。

古い無線LAN機器で、初期値でセキュリティ設定されていない状態のものがあります、つまり「誰でも接続できる」状態でお使いの場合があります。
セキュリティ設定をしていない無線LANは他人に傍受され、安全ではありません!
暗号化キーなどの設定を一度ご確認ください。できればTKP方式、AES方式でお使いください。

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